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*お産について



これからお産を控えている妊婦さんにとっては、不安だったり、分からないことも多いのではないでしょうか。

お産はお腹の中の赤ちゃんとの共同作業です。


自分一人で頑張るのではなく、旦那さんと同じ時間を過ごし、お産を乗り越えるママもいるでしょう。

ときには頼りになる医師や助産師などのスタッフとも協力が必要です。


 初産婦さんではお産にかかる時間は陣痛のスタートから約12~14時間と言われています。

経産婦さんでは、約その半分ぐらいの時間です。

しかし、それぞれの体の状態もあるので、お産の時間は一概には言えません。お産の始まりも人それぞれ違い、下記の3つに分かれます。


《おしるし》

 おしるしは子宮の入り口が開き始めたサインです。もしかしたら翌日に陣痛が始まるかもしれませんし、もしかしたら1週間後に始まるかもしれません。赤い鮮血で生理2日目以上ぐらいの出血量がつづく場合はもしかしたら病的な出血の可能性もあるため、心配な場合はかかりつけの産院に相談しましょう。


《破水》

 破水の場合は、尿漏れと勘違いする方もいます。しかし、破水の場合は自ら止めようと思っても止まらず、持続的に流れるので気付くことが多いです。破水も2種類あり、赤ちゃんを包んでいる袋の子宮の入り口側が破けると低位破水といってパシャと破れた感覚があり量もまとまって出てくることがあります。一方で、赤ちゃんを包んでいる袋の上側が破けることを高位破水といって、ちょろちょろと流れるため破水と気付かない人もいます。

破水は赤ちゃんを包んでいる膜が破れた状態になるため、外から感染する危険性もあります。破水かもしれないと感じた場合は、清潔なナプキンを当て、シャワーや入浴は避けて産院に向かうようにしてください。


《陣痛》

 陣痛は1時間に6回以上の痛みを伴うお腹の張りを感じた場合か、もしくは10分以内に痛みを伴うお腹の張りが規則的にある場合を指します。もしかしたら、前駆陣痛と間違えてしまうこともあるかもしれません。前駆陣痛は陣痛の練習です。前駆陣痛があることによって子宮の入り口が柔らかくなり、赤ちゃんが下りてくるときにスムーズに子宮の入り口が開いてくれます。生理痛のような痛みが伴うことが多いですが、規則的に同じようなお腹の張りがあるというよりは、不規則な張りが認められます。

陣痛が始まったと感じたときは、まず産院に連絡し、これからどうしたらよいのか指示を仰ぐと良いでしょう。


陣痛が始まると、いよいよ赤ちゃんとの対面のカウントダウンが始まります。

陣痛は規則的なまま、段々とお腹の張りの間隔が短くなります。

最初は痛みがある部分も腰や腹部のことが多いですが、痛みの位置もお尻の方や肛門の方へと赤ちゃんの移動に伴って下へと移動します。

子宮の入り口も赤ちゃんの頭が出てこれるまでは約10㎝開く必要があるため、適宜助産師や医師が子宮の入り口の開き具合を確かめることもあるでしょう。

陣痛に耐えながら、子宮の入り口も10㎝開きました。

あとはいきんで赤ちゃんを外へ出してあげます。子宮の入り口が10㎝に開く前にいきみたくなってしまうこともありますが、いきむと赤ちゃんが苦しくなってしまうこともあるため、できるだけママは陣痛中に赤ちゃんにしっかり酸素が行き渡るように深呼吸を心がけましょう。

いきみかたは人それぞれ。

ゆっくりな深呼吸の呼吸に合わせて赤ちゃんが下がってきてくれることもあれば、しっかりと力を入れていきまないと赤ちゃんが下がって来ることが難しいこともあります。

いきむ方法は、そばに付いている助産師さんの声を聞きながら一緒に練習していきます。

パパもそばにいてくれれば、なお心強いですね。


さあ!赤ちゃんとの対面です。

赤ちゃんの頭の一番大きなところがするんと抜けたら、ママは力を抜くことを意識しましょう。

短い呼吸と共に赤ちゃんの体がでてきます。どんなお顔をしているか、しっかりと見てあげましょう。


 赤ちゃんが出てきてくれたら、お産は終りではありません。あとは赤ちゃんとママをつないでいた胎盤がでてきます。

産院によってはママの希望に添って胎盤を見せてくれるところもあるので、相談しても良いですね。

不安もあるかもしれませんが、お産も十人十色。

全く同じお産はあり得ません。

お産のあとには赤ちゃんとの新しい生活が待っています。

きっとお腹の中の赤ちゃんもパパやママとの生活を楽しみに出てきてくれることでしょう。


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